10の気をつけること

インスタント メッセージング (IM) プログラムを使用したコミュニケーションには、電子メールと同様のセキュリティおよびプライバシー上のリスクが伴いますが、注意する必要のある IM 固有の危険はわずかです。

1.

スクリーン ネームを作成するときに注意する。 IM プログラムではスクリーン ネームの作成を要求されます。これは電子メール アドレスのようなものです。 スクリーン ネームには、個人情報や、それとわかるような名前を使用しないようにしてください。 たとえば、BaltimoreJenny のようなニックネームではなく、SoccerFan のようなニックネームを使用します。

2.

不要なインスタント メッセージに対する防護策を講じる。 スクリーン ネームや電子メール アドレスを公共の領域 (大手のインターネット ディレクトリやオンライン コミュニティ プロファイルなど) に公開したり、未知の相手に通知しないようにします。

IM サービスの中には、登録時にスクリーン ネームを電子メール アドレスにリンクするところがあります。 電子メール アドレスが簡単にわかるようになるため、スパムの受信数が増加したり、フィッシング攻撃の対象となったりする可能性があります。

3.

個人の機密情報を絶対に教えない。クレジット カード番号やパスワードなどを、IM の会話で教えないようにしてください。

4.

メンバ リストまたは友人リストに登録した相手とのみ通信する。

5.

IM で会話をしたことしかない未知の相手と実際に会う場合、適切な安全予防策を講じる。 たとえば、一人だけで会わないようにする (友人や親と一緒に会う) とか、カフェなどの公共の場所で会うようにします。

6.

未知の相手から送られてきたメッセージにある画像を開いたり、ファイルをダウンロードしたり、リンクをクリックしたりしない。 知人から送られてきた場合は、メッセージ (およびその添付ファイル) が信頼できるかどうかを、送り主に確認します。 そうでない場合は、インスタント メッセージを終了します。

7.

個人的またはプライベートなインスタント メッセージを職場で送信しない。 上司がそのようなメッセージを閲覧する権利を持っていることがあります。

8.

公共のコンピュータを使用する場合、自動的にログオンできるようになる機能を選択しない。 そのコンピュータを後で使用するユーザーが、スクリーン ネームを見てログオンに使用するかもしれません。

9.

子供の IM の利用を監視して制限する。 これを実行する 1 つの方法として、Windows Live OneCare ファミリー セーフティにサインアップします。 Windows Vista を使用している場合、保護者による制限機能が組み込まれています。

詳細については、「How Windows Vista can help you protect your kids online」(英語) を参照してください。

10.

メッセージを受信できる状態にない場合、この情報を他のユーザーに表示する方法については注意してください。 たとえば、メンバ リストの全員に、自分が "昼休み中" であると知らせたくない場合もありえます。